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お前がどんな顔で笑っていたか、どんな声色で名前を呼んでくれたか、どんな匂いを纏っていたか、どんな風に頭を撫でてくれたか。
全てが、ぼやけて、歪んでいく。
「…思い出せないよ、風息」
龍游の街に、突如として大樹が現れた。
強く根を張ったそれは、場違いにも思える。
俺は、みんなが居てくれれば場所なんてどこでもよかったんだ。そう伝えていれば、何かが変わっていただろうか。もっと話をしたかった、笑顔が見たかった、もっと、もっと。
「なぁ、風息…っ、寂しいよ」
#羅小黒戦記
龍游にある大樹の聳える公園。そこに1人の少年が佇んでいる。
「…ずっとそばにいるから」
ポツリと言葉を溢すと、少年は徐に長く伸びた柔らかそうな髪に鋏を入れた。
すると、呼応するかのように風が吹き、ざわざわと木々を揺らす。どういう訳か、少年の切った髪は花びらへと姿を変えた。
#羅小黒戦記
无限が小黒や花の妖精さんに「きっとここを好きになる」って言ったのと同じように、風息が洛竹や天虎たちに「きっとここを好きになるよ」って言ってたらより一層しんどいなっていう完全妄想1000%…きっと居場所をくれたのは風息だよね…
#羅小黒戦記