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あめさんのイラストまとめ


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生まれたのは言葉に出来ないほどの感情。伝える事は出来ないけれど、このまま雪のように消えてしまうのだけは嫌だ。だから今は抱きしめようと思う。春にはあたたまり、芽が出て、花咲き、いずれ実になるかもしれない。そして、お腹を空かせた誰かに渡そう。

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傘を叩く雨音は次第に激しくなる。急ぐ必要もないのに急いでいた。怒る必要もないのに怒っていた。そんな一日を思い返すような雨音。春の嵐は、冬に降り積もった不安や恐れを、吹き飛ばし洗い流す為に訪れる。

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久しぶりにチャーコマンガ描いてみた。

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ずっと閉じていた窓を開けた。決壊したダムから溢れ出すように、光がたちまち部屋を満たす。あたたかく僕を包む光に混じるのは、懐かしい土の匂い。今なら光の中を駆け回っていたあの頃みたいに笑えるかな。僕はスニーカーを履いて外へ出た。

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東京まで夜行バスで10時間。眠っていればあっという間。目を開けると、窓の外は雪景色から、灰色のビルが立ち並ぶ世界へと変貌していた。バスを降りた僕は、せわしない人々の往来に紛れる事になる。急いでいないのに急ぐ足。そして僕は何者でもなくなる。

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チャーコ、冬の思い出(´∀`*)

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ほくほくと土があたたまり、芽吹きの音が響く。鳥の声に合わせて、人々の踵が軽快な音楽を奏でる。まろやかな風が緑と土の匂いを運んでくる。春とはそういうものらしい。憧れる春が訪れた時、雪で出来た僕はもういない。

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蜂蜜色の光が窓から注がれる午後の教室は気だるい。とろりとあなたの髪を湿らせる光。艶やかさに思わず見惚れてしまっても、私の視線にあなたが気づくことはないだろう。だって、あなたは、いつも私の隣ばかり見てるから。

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吹雪いてる夜はどうしてこんなにも共同体になれるのだろう

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