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叫びは砂となりにけり。
せめて痛みも砂にならんや。
名は奪われ我は何者にもあらず。
君欺く血ぞ揺らぎ笑まひを見せしならん。
嵐は美しき歌を飲み灯火をも消しにけり。
水は我らの涙のみ。
痛みが我らの道開き光を生まんと信じたもう。
色なき花に彩を、翼なき鳥にはばたきを。#詩 #イラスト
責め立てし陽は槍のごとし。
溢れし血汐、陽炎に飲まれん。
血匂いたる風、涙拭いぬ。
沼のごとき憎しみ足枷に、陽炎に浮かぶ汝の背を追いしならん。
なつかしの花の香り鳥の歌払い、進みし先は闇のみぞ。
たやすき道を選ぶなかれ。
愚かな情は陽炎に、夕空染めたる彩となり。#掌編 #イラスト