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『テンカイチ 日本最強武芸者決定戦(1) (ヤンマガKCスペシャル)』読了。 ハッタリの効いた良い作品。 『我間乱』の作者が原作なら戦闘描写については期待大。出会うことも無かったはずの男たち。本多忠勝と宮本武蔵。かつての伝説と未来の伝説の激突は見てて滾る。流れ的に誰がメインになるのか楽しみ
『覇王の神殿 日本を造った男・蘇我馬子(潮出版社 伊東潤)』読了。 古代という時代の中にあって、理想を実現するために謀略を張り巡らせた蘇我馬子。バイタリティ溢れ、邁進する若い頃から、老いてその冴えを失っていく様は悲しい。しかし、日本という国の黎明を生ききった男の生涯は力強かった。
『鋼鉄城アイアン・キャッスル(手代木正太郎 ガガガ文庫)』読了。 まさに荒唐無稽!エンタメ重点な痛快娯楽時代劇ロボットアクション小説!史実的な要素はありつつも、小ネタを度々挟んでくるので楽しい。吉良や西郷どんのくだりは個人的にめちゃくちゃお気に入り。
『灰の街の食道楽 (カドカワBOOKS 黄鱗きいろ)』読了。 殺伐としたSF世界。食事を通じた交流。そのすぐ近くにある死。そこで生きる人々の物語。グルメもの、といえば美味しそう!となるわけだが、“苦味”を伴うのがこの作品の味か。厳しい世界の中でも誰かと一緒に食べるごはんはきっと美味いのだろう
『利生の人 尊氏と正成(天津佳之 日本経済新聞出版)』読了。 尊氏と正成、後醍醐天皇の造形が面白い。後醍醐天皇の望んだ世を、楠木正成と足利尊氏だけが理解している。そして、果たすことが出来るのが足利尊氏だけ、というのを物語として説得力あるものとしているのが巧い。
『暁の犬 1(高瀬理恵)』読了。美麗な絵に、かつて父を殺した謎の剣客と、胴を斬り裂く“二胴”。その正体を探る、ミステリー的な展開で進む。父を殺した敵の幻影に恐れながらも、乗り越えるしかない。 原作の『二胴』を読んでみたくなる良作。
『焼餃子(双葉社 蜂須賀敬明)』読了。 破天荒で、滅茶苦茶。しかし、どこまでも爽快な餃子大河小説。何故に餃子?!そう言われたって、読んだ後もわからねぇ。餃子に魅了された男、検見軍蔵。男の巻き起こす旋風によって、餃子に生かされ、餃子に生きた人々。鮮烈で、刺激的で、最高の物語だった。
『震雷の人(文藝春秋 千葉ともこ)』読了。 喪失から始まる兄妹の戦いと生き方。一つの言葉が、字が、戦いが、喪失が、獲得が、人を変える事もある。命を懸けた戦いは、変化を生むのか。唐、そして燕という国の歴史に詳しいわけではないが、興味が湧いてくる小説。安慶緒という人物のその後も気になる。
『殴り合う貴族たち (角川ソフィア文庫 繁田信一)』読了。これが本当の平安時代の貴公子たちだ!と言うには酷すぎる。『「王朝貴族」と呼ばれる人々は、かなりの程度に暴力に親しんでいました──これこそが、この本の最初から最後までを貫く主張です。』というのが、正しくこの本の内容そのもの。
『サキュバス&ヒットマン 1 (チャンピオンREDコミックス 深見真 刻夜セイゴ)』読了。今後期待大のコミック。悪魔と契約した少年による復讐劇。ハードな世界観での素晴らしいアクション。台詞のセンスがとても良い。 お気に入りは元力士の撲殺山さんと、ナチュラルにクズな大鼬久留里。