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”姫は僕の胸で泣きじゃくった。
「運命は自分で切り開きたいの。生まれた時に決められた人のところへなぞ嫁ぎたくない」
僕は弱き姫をすべてのものから守りたかった。細い身体を抱きしめながら、どんな難題でも姫のためなら完遂できると信じていた”
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銀河フェニックス物語<出会い編> 第三十八話(10) 運命の歯車が音を立てた
飛び下りた王妃の侍女をアーサーが抱きかかえた
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“ 私を抱える男性の横顔に見覚えがある。長髪を束ねた連邦軍人。この男性は連邦軍将軍家の嫡男で次期将軍。アーサー・トライムス少佐だ。
巨大な力を前に、私の身体から力が抜けていくのを感じた”
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「近所に一流好きの金持ちがいてさ、そいつの家でよく飯を喰わしてもらってたんだ」
「その家というは、ダグぐっ・・・」
「フェルナンド、ここのパンはうめぇぞ」
わたしには、何かを言いかけたフェルナンドさんの口をふさいだように見えた。
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「彼はいい加減にやっているようにみえて、顧客満足度が極めて高い。銀河一を名乗るためには、彼を攻略しなくてはならないんです」
「攻略? どういう意味ですか?」
「彼が『銀河一』だと僕が『銀河二』になってしまうでしょう」 https://t.co/Entzfpar0z #銀河フェニックス物語
紳士協定は第二十六話ですね
「あんまり、あんたがおしゃべりだと、俺もしゃべりたくなるぜ。身分違いのラブロマンスとか」
とりあえず牽制してみる。
「お互い紳士協定ということで、よろしくお願いしますよ」フェルナンドは静かに頭を下げた https://t.co/Entzfpar0z #銀河フェニックス物語
きょうの連載は展開が速いよね💫
ベルとフェルナンドの告白話から、一気にマルグリット王妃の侍女の飛び降りまで
「おいおい、いきなりプロポーズかよ」
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