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「まったく。用心棒を引き受けたつもりはないんだが、そう待ち伏せられては敵わんからな。悪いが片付けさせてもらおう」
「あれ、クレイは?」
「ちょっとした野暮用だ。どうせすぐ戻る。それまで僕と待っていようか」
「うん!」
ー妖狐と少年と烏天狗、境内の外と内にて
「よく寝ているな」
「主のいない神社とはいえ、境内に魔のものは入れないからな。あの施設よりよほど安心できるんだろう」
「この場が、というだけではなさそうだが」
「……」
「その顔は自覚のある顔だな」
「……静かにしろ、馬鹿が起きる」
ー烏天狗と妖狐、空が茜に染まるころ、社の縁側にて
「何しに来た」
「人嫌いのお前が人の子を誑かしているという噂を聞いたのでな。真偽を確かめに来た」
「いらないことばかり耳に入れる奴だ」
「やあはじめまして、君がガロだね。自己紹介がてら空中散歩なんてどうだろうか」
「行く!」
ー烏天狗と妖狐と少年、晴れた日の境内にて