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天使の棲さんのイラストまとめ


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「見て、コニー!あったわ」
振り返った先にはペトラが手に四葉のクローバーを握っていた。青空の下、笑う彼女はどこまでも無邪気で穢れを知らない。まるで天使のようだった。眩しくて思わず目を細める。
こんな穏やかな日常がずっとずっと続けばいいのに、そう思った。

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思いつく限りの謝罪の言葉を呟きながら、メルジナが息絶えるまで手の力を緩めることはない。大切な子の一人だからこそ、最期の要望は聞き届けてあげたいという思いがそうさせた。
メルジナはニコりと笑い、やがて息絶える。

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そして、シモンには背を向け、蓋の閉まった焼却炉の前にしゃがみ込むと、帽子を取り一礼する。少し考え、焼却炉に向かって、よく澄んだ声色で穏やかに話し始めた。

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そしてピクリとも動かないエドガーが横たわっている。彼を揺すっても反応がない。口に手を当てても呼吸をしていない。心臓に耳を当てても音はしなかった。

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「お前と話せてよかった。ありがとう、エドガー。」
「…ん。上がしっかりしないと示しつかないからな。」
素直なヨハネの言葉に照れくさくなっていつものように少し強気なエドガーに戻る。一人では抱えきれない事実でも、二人で共有したことにより、幾分かは肩の荷がおりた。

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「…俺は、俺のできることしかできません。だけど、あいつらを死なせたくないから…、いや、俺が死なせません。…まあ、一応俺は1番歳上だし、…兄さんだから」

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脇に腕を通し、自分よりも少しだけ大きな背中を抱き締める。彼のこと、何もかもが愛おしくて堪らない。
「ああ、もう……泣かないで、私の天使」

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突然服を脱ぎ出すのだから、何事かと思えば、エデインの白く、晒された背中の肩甲骨には、小さいが、確かに天使の翼が二つ、生えていた。

純白でふわふわした羽根はエデインにとても良く似合っていた。

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彼女の手が今まで結っていたリボンを解き、するすると手際よく三つ編みにしてくれる。結ってくれるだけではなく、憧れている彼女と同じ髪型ということが嬉しい。

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「この本は童話集だ。アンゼルセン童話だな」
「アン……ゼルセン?」
「知らないのか?有名な童話集だぞ」
「知らない……それ、僕にも…教えて…」
「…いいだろう、さっきまで読んでいたのでよければな」

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