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何も考えられなくて、何も考えたくなくて。
ガラス片を握りしめて首に当てる。
「お母さん…ごめんなさい…」
お母さん、許して。
「お母さん、おかあさん、おか、あさん」
とま、ずっと探してたんだよ。
「いま、とまもそ、っちに」
お父さんと一緒に待っててね。
トマリさんはいいとこ取りをされてちょっと拗ねているのかむっとした表情をむけてくる。
それがちょっと面白くて「トマリさんは何してたんですか?」と煽ってみた。
せーのと息を合わせて扉を開くと燕尾服が2つ。窓際にある机にいるのと扉の近くのすみっこにいるの。
「俺は机のほうを倒すから」
ろいくんは瞬時に状況を把握して、そう伝えてきた。
こくりと頷いてすみっこにいる方に向かって走る。
「…ありがとうございます。それほどの間かわかりませんが、よろしくお願いします」
締め方がわからなくてとまりちゃんの方を見たらにこにこしていたから、まあ、いいのかしら。