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「その歳で王子様とかマジキモっ」
「ひどい!良いもん!茜ちゃんに理解されなくても良いもんっ!」
「でもひめか、男は嫌なんでしょぉ?」
「そうなの!素敵な男装麗人がいいな〜」
「理那、お前抱いてやんなよ」
「…は?」
カフェの一角ではかしましい4人娘の「女子トーク」が繰り広げられている
「嗚呼、黄泉峠の大桜…今年は満開だよ」
満身創痍の幕ノ内桜は蕾すら付かぬ薄気味悪い巨木に擦り寄る。其の桜の木は曰く付きであった。何年も花を付けず、時折思い出した様に美しく狂おしい程に花を咲かせるのだ。