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「溢れんばかりの、祝福を。」
霞ながらも見える先には彼女の、ずっと見たかった愛らしい笑顔が見えた。
俺の声を聞いてザクロちゃんは静かに顔を近づけた。彼女の頬に触れるとどうやら涙らしきものが伝っているのだ。
羽を持った彼は姿の見えない何かに押されるように落とされていく。そして地面に広がっていた瓦礫に体を打ち付けた。じわじわと血が頭から流れているのが見える。
冷蔵庫に残っていたベーコンと卵を使って3人分の朝ごはんを用意。 カリッとしたベーコンに薄らピンクに君が色づいた半熟卵。かなり出来のいいベーコンエッグが出来た。
少し口角を上げたまま息を引き取った彼の周りに、せめてもの手向けとして氷の花を咲かせた。
「誰かを救う事に近づけたのかしら」
「ぁ。」
「…私で、よければ…。」
光に透け、煌めいた金色を靡かせながら彼女は笑った。