//=time() ?>
『マルケータ・ラザロヴァー』鑑賞。中世ボヘミア王国を舞台にした映像叙事詩。チェコ映画史上最高傑作というだけあり見応えたっぷり。55年も昔の作品とは全然思えない。黒澤映画を彷彿させるところもあればタルコフスキーやベルイマンぽい感じもあり、なんか凄かった。とても濃厚な3時間の映像体験。
『FLEE』鑑賞。アカデミー賞3部門ノミネートのアニメーション映画と見せかけて完全なドキュメンタリー。アフガン難民でゲイの青年の壮絶な人生を描くわけですが、生まれた国が違うだけで何でこんなにも酷い目に遭わなければならないのか呆然とする。タイトルがFreeでなくFlee なのに深い意味がある。
Netflixで『愛してるって言っておくね』鑑賞。娘を失い、火の消えたような生活をする夫婦。やがて娘がどうして死んだのかが明かされる…。台詞もなく、シンプルのモノトーンのアニメーションだけで静かに語る。これも現代アメリカの闇を描く。アカデミー賞短編アニメ-ション映画賞ノミネート作品。
白髪一雄展@東京オペラシティAG。50年代後半から60年代の作品のインパクトはやはり圧倒的。ダイナミックで過激な色の暴力、のたうち回り蠢く絵具の生々しさにたじろいでしまう。70年代以降は身体的なものから精神的なものに変容していくが、宗教的内省的なアプローチに魅かれる一方で面白味は薄れる。