(純粋で真っ直ぐで愚直で、そんな風に夢を追い続けた少年は、結局何にもなれないままにその呼吸を止めた。)
「…………ごめんな。」
「(勢いよく身体を起こせばぶんぶんと首を横に振って)う゛～…すげーことになっちゃった……けど楽しいからいいや！マフラー外しといてよかった！」
「(扉を開ければ、既に見慣れた食材が変わらず鎮座していて)……あ、めしあって何作るか決めてたりする？決まってたら使うやつ取るからさ！」
「…………………ぁ、(それに支配されたまま、何もない空間に釘付けになる)」
