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渾沌の祝福は、変異を引き起こす遺伝子汚染兵器でもある。
スワロウは、夢魔(サキュバス)。悦楽神の眷属である。
その彼女の体液が混ざった特性ブレンド、肉親であるクロウには効果覿面だ
(あぁ、楽しみ!これで漸く、願いは叶う!)
歓喜の泪を流しながら、燕は嗤った
(契約とは言え、エティエンヌに顎で使われるのは癪だけど──)
(丁度いい機会だわぁ……フィラデルフィアに集まった連中を生け贄にして)
(お兄ちゃんは──新たなデーモンプリンスへと生まれ変わる!)
「ぐ、が、がぁぁぁぁ──!?」
渾沌の魔薬がクロウを狂わせる。その咆哮は、鴉の鳴き声に似ていた
「……あぁん、お兄ちゃんこんなに元気ィ♥️」
「いいよ、来て♥️お兄ちゃんのこと、全部受け止めてあげる♥️♥️」
#30MMBSW
#30MMBSW幕間
「こ、ここは……何処、だ……?」
「あら、お兄ちゃんおはよう。お薬の時間よ♥️」
スワロウが取り出したのは赤い錠剤…"渾沌の祝福"だ
「や、めろ……つばめ、こんなことしちゃ、だめだ」
「だーめ♥️ちゃんと飲まないといけないんだゾ♥️」
口移しで無理矢理流し込まされる
「……解った。貴公らの心意気を信じる、必ずや"烈火の剣"を持ち帰ろう」
決意を胸に、ジークハルトは高らかに宣言する
「これより我等は、惑星チュモスへと向かう!チュモスの子らよ、心せよ。これは、無辜の人々を守るためであり、我等の名誉を取り戻す為の戦いである!!」