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「やれやれ、妬けちゃうわね……出発準備、出来てるわよ」
「ああ、行こう──この馬鹿騒ぎを終わらせるためにッ!」
プリンス·フルグリムは再び翼を広げ、太空へと繰り出した。
目指すは地球における、バイロン最大の勢力圏。北米大陸、東海岸──!
「ジークハルト卿。いつか、惑星バイロンに我が国の大使館が建つ日を──心から願っております」
「ええ。両国の間に和平がなる日を、私も願っております」
ジークは敬礼を、外交官はお辞儀を返し、二人は別れた
「仕方有りますまい……我々EB隊は、直ぐにでも此処を発ちましょう。今まで、お世話になりました」
外交官は悔しそうに、申し訳なさそうに顔を歪めた
「こちらこそ。貴方と弁論を交わすことが出来て光栄でしたよ、卿」
二人は堅い握手を交わす
ややあって、逗留している部屋を有る人物が訪ねてきた。
「失礼、ジークハルト卿。……大変なことになりましたな」
日本国外務省のスタッフである。彼とは日本国との停戦交渉で論戦を繰り広げた仲だ。
立場こそ違えど、お互いに敬意を抱く相手だった
「心苦しいですが、こうなっては……」
#30MMBSW 幕間
(地球·日本国某所)
「叔父上……乱心めされたか!?」
モニターに映る姿は、紛う事なく叔父──父の腹違いの弟であった。
幼い頃は、兄のように慕いバイロン騎士の鑑であった筈の彼が何故?
ジークハルトは叫びだしたかった
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しかしこー、後付けとは言えブラッドエンジェルを名乗る機体が、改修後にアイボリーとピンク(HJカラー)に染め直される予定なのは果たして許されるのだろうか……