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「…帰っていいって言ったのによっぽど職場が好きなんだな。それとも、こんな時にまた人を殺す仕事かい?」
「なわけないやろ!由弦が死んで泣いてる思てせっかく心配したのに元気そうで安心したわ!」
状況とは対照的な静寂のおどけたような声に慈野は「次は皆んなを守るために共に頑張ろう!」と明るく返す。自分とは空気感が全く違う2人を見ながら「この人達と会話するぐらいならピタハン族とコミュニケーションを取っていた方がまだ全然マシだ…」と胃を痛めながら惟晴はため息をついた。
……もう諦めてもいいのではないだろうか。エニグマにだって本当は攻撃したくない。辛い。疲れた。しんどい。楽になりたい。死んでしまいたい。暗愁に占められたぼんやりとした頭は理解することを拒み、幸喜の必死な叫びも届かない。