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「これを【希望】って呼ぶのかどうかなんて、知ったこっちゃないけどね。ママが生んで、アイツが育てた命だもの。世界と折り合いがつかないからって、捨てられるほど安くないの。つーことで、帰るわ。さよなら」
「それなら、凶器の出所だけど」
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采女に刺さっていたナイフは、初めから采女が持っていたものなのかしら。もしかすると、采女が個別に所持していたナイフなのかもしれない。
「……あたしは、厨房にいたわ。病人共にご飯を食べさせなきゃいけなかったもの」
コトダマ[遊行寺様の証言]!共有不可
事件発生前は、厨房でお粥を作っていた。
「終いよ」
コトダマ[遊行寺様の最終論破]!共有不可
透明なだけの瓶をすぐに捨てたのなら、睡眠薬であることを何故知っているの。
普段から料理を振る舞っていたのなら、烏鷺が大食漢なことくらい知っていた筈。拾った錠剤を計画的に使用できたのは、アンタくらいなものだわ。
「つっても、知らないもんは知らないってーの! 盗むメリットもなきゃあそれを自分のベッドの下に隠すなんていうアホくさい真似、あたしがするわけないでしょーが!」
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自分ではない。誰かがイタズラで置いた可能性が高い。