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俺もマシューも、この大陸を出た事がない。もっと大きくなるまで遠くへ行っちゃだめだって。代わりにアーサーのお話の中で、俺達は世界中を冒険する。大海原に氷の大陸、地底の湖… でも俺が一番行きたいのはアーサーの所だ。マシューとふたり夢の中で、薔薇の庭を、白い崖を、妖精の森を歩く。
「ここからどうやって帰るわけ?」壊れたスノーモービルの横でマシューが眉を吊り上げる。「死ななくても足が凍ったら歩けないだろ!」確かに。「そうだ、まず俺が君を運ぶから俺の足が凍ったら代わってくれよ!で、解凍したらまた交代」兄弟はハア?って顔をしたが構わず抱え上げるとちょっと笑った。