やすけは重傷を負った六部を助けますが心のどこかではいずれ対決せねばならぬ敵だと分かっていたのではないでしょうか。得体の知れぬ者を背負い桜の森をゆくというイメージは坂口安吾の小説「桜の森の満開の下」が元になってる気がします。https://t.co/tVPsj8OKo7
「アウトランド」では中盤から舞台が新宿となります。僕は新宿という街が好きで作品にもこの街が度々登場します。未来的で整然とした都庁周辺、対照的に猥雑な活気に満ちた歌舞伎町。そして迷路のようにどこまでも広がる地下通路。新宿を歩いてるだけでこの街を舞台になにか物語を作りたくなります。
クレイム種族の戦士は生業として賞金稼ぎをしていてアンブロウもその一人です。しかし彼はその一方でならず者である宇宙海賊一味にも加わっているワケでそんな彼の立場はちょっと複雑だったりします。彼の中に人類種を虐げる異星人に対する憤りがあり、そのためにスピッドロウに協力しているんですね。
やすけを見守る道場主の岡田ですがこのキャラは実在した岡田十松利貞という人物が元になっています。剣の達人でしたが実際は練兵館の主というわけではなく食客という立場でした。「やすけの剣」ではどこか訳知りな江戸ッ子といった風情の人物として登場します。https://t.co/tVPsj95Nq7
「やすけの剣」の舞台となる練兵館道場は江戸の麹町に実在した道場で当時の名門道場の一つとされていました。長州藩士の門弟が多く桂小五郎もここに入門しています。西郷がやすけをここに送り込んだのは動乱の時代を前に長州藩の動向を探る狙いがあったのかもしれませんね。https://t.co/tVPsj8OKo7
スピッドロウはサイボーグなわけですがこれは過酷な星で労働させるために強制的に改造された人類なんですね。使い捨て前提の改造なんで皆すぐ死んでしまうんですが。でも奇跡的に機械化に適応し反逆者となる者もいてそれを異星人は〝ハイブリッドマン〟と呼んで恐れたのです。https://t.co/XqvjI8b3AF
やすけは手裏剣を使うのですがこの手裏剣は普段大小の刀の鞘に納められています。鞘の側面は通常小柄や笄などの備品が納められているのですが彼の鞘はそこに手裏剣を収納しているワケです。大刀のやたら無骨な鍔はこの手裏剣を通す必要もあってこうゆうデザインなんですねー。https://t.co/tVPsj8OKo7
「惑星をつぐ者」のJは人類存亡の鍵となるダロフィーを抹殺しようとしますが彼とて人類の絶滅を願ってるわけではなく自らの手で人類を進化させその頂点に自分が君臨したいだけなのです。そう考えると彼は案外普通の男なのかもしれません。自らの夢のために過ちを犯すのが我ら人間の性なのですから。
「アウトランド」の主役二人を描いてみました。でも主題はガラスに映るドローンです。僕たちを取り巻くIT社会につきまとう不気味さ。それは映画「１９８４」のようなディストピアへの入り口かもしれずドローンの影はネットワークの向こう側の〝何者〟かを象徴しているのです。https://t.co/XqvjI8b3AF
「あの構えは一体？」大澤の一撃を受けてしまう沖田ですが彼にしては鈍い気がします。恐らく大澤は普段は本当の長刀を使い意図的に抜き身を沖田にも見せていたのではないでしょうか。その刷り込みが天才剣士沖田の直感を鈍らせた気がします。「やすけの剣」はこちらから！https://t.co/rnhOgcs6Bw