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@30MM_Bild 「問題ない。それより隊長、出来るだけ殺すなよ?」
「ああ。そもそもパンピーに不審がられるような連中が、自力でここまで入り込めるワケがねぇ。
手ェ貸したヤツがいるはずだ」
「或いは別の思惑に体よく利用されたか……いずれにせよ、これで終わりとは思えん」
@30MM_Bild 「ふぅ、前衛が上手く引き付けてくれるから楽で良いぜ。さて……」
状況を確認しながら、ヘッドセットに呼び掛ける。
「トオル、状況が動いた。残念だがデートは終いだ」
「了解」
「おっさん、帰還ルートの確保大丈夫だな?」
(続)
「案外ひょっこり帰ってくるなんてことも、あるかもな」
「或いは『ヒカリ、死んだハズじゃ』『残念だったな、トリックだよ』とかな」
「あの状況からそれやったら、どんな聖人でも殴りかかると思うんですが……」
「うっせぇ。ツッコむ元気があんならとっとと報告書書いちまえ」
「……了解」
(続)
「知るかバカ。一度宴会で一緒に飲んだだけの相手だぞ」
「おまけにあの結末だ。あいつが"どんな存在"だったかすら、俺達には分からないんだよ」
二人の反応はそっけない。
「そう、ですよね……」
「だから」
と、センパイ。
彼女は文字通り、光となって消えた。
その場を支配した空気が、地に落ちた眼鏡が、そしてそれを抱いた少年の慟哭が。
それが彼女の"終わり"であったと感じさせたけれど。
どうしても実感がわかなかった。
いや、認めたくないだけかもしれない。
あんな儚いものが、彼女の"死"だなんて。
(続)
@30MM_Bild 「──。……ええ、ありがとうございます。リィナ、行こうか」
「うんッ!」
屋台を離れて少し歩いた後、物陰に移動すると端末を手に取る。(続)