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@VpBdosd7uCLo8Oq 「……ッ!」
"戦場"。理解しているつもりでも、その言葉に少女の身体が強張る。その手を机の下でそっと少年の手が握る。
「分かっています。必ず帰る――それが、今の僕の戦いです」
「そして、坊主だけで戦場に立つわけじゃあない」
「オレらの事は、聞いてるっつたよな?」
@kazuma459 「は、はぁ……」
「どこか、ってドコだよ……」
「まぁ俺達も大概色んなとこを渡り歩いてるからな……しかし個性的な格好だが、ダルタニアと一緒にってことはバイロン人か?」
@VpBdosd7uCLo8Oq 「「まだ嫁じゃないですッ!」」(ガタタッ)
二人で完璧にハモりながら否定する。
「……まぁ、こんな状態ってワケだ」
「少なくとも幸せに暮らしてるよ。……だから安心してくれ」
@ohFQBpqxRrCgOGD 「ルーミス?」
赤毛の女性の名乗りに、青年の表情が俄かに険しくなる。
それは喪われたはずの家名。だが、自分は死んだはずの人間と、既に出会ったのだ。それも、二度も。
「……失礼、人違いであれば申し訳ないのだが、もしや貴女は――」
@VpBdosd7uCLo8Oq 「あ、ありがとうございます。(ゴクゴク)――ふぅ。
すいません、お二人の勇名は聞き及んでいますので」
正直、クウラという男から発せられた圧は別のものを含んでいたようにも感じたが……
「そういやアンタら、随分とリィナちゃんと親しげだな?」
@kazuma459 「ふわッ?!」
「ンだぁ?カブキ役者かなんかか?」
「坊主……お前の知り合いか?」
「いえ、初めて見る顔ですが……すいません、どちら様でしょうか?」
@ohFQBpqxRrCgOGD 「おや?"カラーレスアイ"殿、久しぶりだな。君も湯治かね……む?そちらの女性は、初対面かな。
初めまして。クルスト・ルーズランスというものだ」
@VpBdosd7uCLo8Oq 「は、はい……」
そう言って少年は席に座り。
「ふふ、お二人とテーブルを囲むのも久しぶり」
少女はその隣で満面の笑みを浮かべる。
「ま、ここではお互いただの湯治客だからな」
「"仲良く"しようぜ」
二人の男はクウラとよく似た笑みを浮かべ、そう言った……
@VpBdosd7uCLo8Oq 「あぁ、どうもご丁寧に。僕達は"トライ・ヘッド"という部隊で――は?」
「ダル、タニア……?」
「"三ツ首龍"と、"巨人"……か」