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その声はひどく震えている。
あんな無茶振り、急にされても即興で考えるなんて無理だ。一か八か思いついたものを喋ってみたが、彼女の反応を待たずに恥ずかしくなってしまった。
「リンゴはリンコじゃないわ。ってもういいでしょ、あれは。忘れなさいよ」
「そうだよ。みてこのクッキー、顔がついてるの。かわいいでしょ?にこにこしてて、ベインに似てるのよ」
「実在した人物でしょうか? 笑顔だけど背景が墓地ですね、……過去にこの教会で働いていた修道女とかですかね」
「えっルイ…。あ、ちょ…!アタシのクッキー………。ジ、ジルロワ〜〜……」
ベッドのシーツを捲るとクッキーを見つけた。
「(庭園を見たらケーキの準備をしよう)」
「クッキー0じゃあ不安だよなー。アハハ!エリクのせいだろ!まあ、いいか。じぁあね」