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J-Dragon(版権その他)さんのイラストまとめ


絵を描く竜です。ここでは主ににんげんを描く。版権(秘封・終末旅行・キルミー・UTAU・やが君 etc…)や百合など、その時描きたいものを色々。時々低浮上です、すみません/創作と生き物: @Jdragon_nest /使用タグ: #秘封366 #Jどらごん
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サナトリウムから戻ってきたメリーの能力は、明らかに強まっているようだった。
調子はどう?と尋ねると、笑顔で「好調よ」と返すメリー。それが却って儚げに見えて。
私の行動に困惑する彼女をよそに、掌にキスをする。
どうか、ずっと傍に――

――掌…懇願

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私はメリーの喉に口づけを繰り返す。その度に彼女から漏れる声に、奥底で眠っていた何かが抑えきれずに暴れだす。
もっと、欲しい。
貴女が、欲しい。
本能に突き動かされ、幾つ目か知れない印を刻み込む。
真っ白な喉元に、一輪の赤い花が咲く。

――喉…欲求

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最近、蓮子の様子がおかしい。
おかしいと言っても、劇的な変化ではない。傍にいることの多い私がうっすらと感じる程度の、些細な違和感。

その日はうなじに顔を埋め、首筋にキスをしてきた。
そこから微かに伝わる感情。焦り、不安、そしてーー

――首筋…執着

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「大丈夫?蓮子」
普段より元気のない私を見て心配してくれるメリー。ちょっと頭が重くて、と答えるとメリーは私の額に手を当てて「熱は…大丈夫そうね」と呟いた。
「全く…無理しないでよね」
彼女は優しく囁いて、額に軽くキスを落とした。

――額…祝福、友情

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私に背中を向けるようにして読書に耽る彼女。その金色の綺麗な髪に触れる。さらさらと手の上を流れてこそばゆい。
すぐ傍にいるのに、とても遠い。
そのことがどうしようもなく寂しくて、そっと黄金色に唇を寄せた。

――髪…思慕

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「それじゃあ蓮子、乾杯しましょう」
「うん…
…あ、そうだ」
「?」
「その…カクテルで隠される前に味わっておきたい、かな」
「…えぇ、そうね。先ずは貴女を確かめないと…ね」

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・・・
「…何で私まで、こんな…」
「持ちかけたのは貴女よ、蓮子。自分で掘った墓穴に入らない訳にはいかないわ」
「うぅ…」
「…ねぇ、蓮子」
「…何よ」
「可愛いわよ、とっても」
「っ!!?」

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