什怪祓物語さんのイラストまとめ

「！！あ、いや…わたしも見てない、よ。」
ぽろぽろと涙を零しながら彼女 - 嘆きの亡霊をとは はそう言った。

「おいらも別に菓子があるし大丈夫だ」
と腕を組み、馰犬の仮面で顔を隠す彼 - アンコさん は言う。

「…？ど～したの？不安になっちゃった？」
そうガムテープでシャベルの柄を補強する - 無窮階段 は水月に視線を向けた。

「…しょうがないよ、」
僕らは__と繋げようとした口を噤む。
そんな彼は室内なのにプールの中にいた。

「………僕も。」
自身の髪と足元に広がった影を揺らし、哀しそうな表情で彼 - マコトカガミは言葉を零す。

「ぼくは変わってほしくなかったですね～…」
それとは反対に同じく鬼の様な角が生えた青年 - ヒョウがくるくると風車を吹いている。

「余も慣れたぞ！！！！！追いかけっこした！！！」
そう鬼の様な角が生えた少女 - 金粟蘭童子 が声を上げ、元気に手を挙げる。

「去年も経験しましたし…まぁ慣れたといえば慣れましたかね。」と、白から黒にグラデーションされた髪を少し揺らしながら、青年 - 福籠 は淡々と告げる。

そうして夜に紛れる様に旧校舎の中へと消えていった。

「てて…今日ぶつけるの何回目かな…あ、藤堂薫、高三。
祓い屋の時の名前は藤浪。俺は毒を操るんだけど俺の血特別でね、怪異にとって猛毒になる特殊な血なんだ。
人にもある程度影響を与える可能性があるから先に伝えておくね。よろしく。」