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飛行機からの景色に見惚れていた。宇宙規模で考えれば、地球それ自体が小さな宇宙船みたいなもので、この瞬間も私達は(地面を這っているように見えて)宇宙の真っ只中を漂っている。喜びは、置き去りにされた「日常」の中に隠されているみたいだ。
深刻にならないこと。人間の想像力には翼があって、いつでも、何処にでも自分の好きな場所に行くことができる。目の前にあることは軽くもなければ重くもない、ただ、そうであるだけに過ぎないのだと思う。大切なことは、綿毛のような「軽やかさ」だ。
自分は自分のままで咲き誇り、自分は自分のままで散り誇る。路傍の草花に魅了されるのは、其処に「有終の美」を見るからなのだと思う。誰が見るでもなく、誰に認められるでもなく、与えられた命を無心に生き抜くその姿に、心は共鳴するのだと思う。