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「この人……いや、この機械兵は捜索中に森であったの。アタシも驚いたんだけど、敵意は無いみたい」
「おれも、俄には信じ難いが……おれ達が生きて此奴を連れて来た事が何よりの証拠だ」
『シヴァン・モリスと言う。仲間の事は……其の、助けられなくて済まなかったな』
二人共気付いたのだろう、カラスは立ち上がれば自身の武器へと手を掛ける。
ラッセルも、カラスの方へと目線を送れば後ろに居るであろう気配へと気を向ける。
「……気が抜けないな」
「本当にね、キティ達が死んだ事さえ悼ませてくれないなんて」
スタニスラフがスヴャトスラフに戻ると同時、草木を掻き分け現れた甲冑。
ラクーンは謎の甲冑の登場に困惑したのは勿論、仲間である筈のスヴャトスラフも目を丸くしていた。
項垂れた儘だったから分からないが、ヴィルジニアが首を振った後、ルークはもう言葉を溢すことは無かったが、代わりに一筋の涙がハラリと溢れる。
……其の儘、頬を伝う涙など構わず、心を無くした様に、リュカの寝顔を見る事しか出来なかったのだった。
「ごぷ、ぁ」
「……っぐ」
深蓝の口から溢れる赤い液体。宙ぶらりんになりながら、突き刺された腹の槍を邪魔そうに蠢く。
そして、庇ったリュカも釵で押し出される様に、目から大量の血液を出して居て。
「勿論!!オイラ神様の為に頑張るよ!!」
守護者の一人、その内犬を冠するチャーチ。彼は熱心な神の信徒。神からのお願いと聞いて嬉しそうに声を上げた。
そのすぐ近くに立っていた少年、狼を冠するノルベールも手をあげて喋る。