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思ったことを声に出せば、瑛太くんがくるりと此方を向く。元気に手をぱたぱたと振る様子はどこか安心感を与えてくれた。桜臣くんも傍らの小さな先輩に続いてかぺこりと頭を下げる。
×××「ボクだけずっと、夢のなかだ」
ナルヒト「…ッ…はは……痛いかい?…、思ったより良い反応をするじゃないか…」
ミファ「………先生がタッチしたら、ボクは………。………キミの願いを叶えてあげられないんだよ?……ねぇ、…悩んでるんだよね。…誰を犠牲にする?………もう少し待っておいて、擦文にするなんてのもオツじゃないかなぁ。統星は逃げたせいで大切な人を守れなかったんだ。………なんて滑稽」
急いで振り替えれば、左右非対称の黄色と目がかち合います。そこにいたのは、百々先生。
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くすんだ方の瞳に触れては、にこりと笑って見せた。
ミファエラが声をかけた方を見れば、そこには確かに黄泉国がこちらを見て呆然としている。その髪はどうしてか、短く切られていた。
岩閖狛→百々成久人【片思い】
コマ「………奇遇だね、ご主人様」