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「おい、ちっちゃいの」猫は傍らに声を掛けました。
「俺は、これから仕事があるから、ちょっと行ってくる。それまで、お前は尼さまのお側を離れず守ってくれ。分かるか?」
ちいさいのは、しっかりとうなずきました。
「よし、じゃあ、ごはんを和尚様からもらうとするか」
猫はちっちゃいのを背中へ乗せました。
ちっちゃいのもうれしそうです。
猫も何だかうれしくてゴロゴロ喉を鳴らしました。
猫は奪い取った花束を自分だけの秘密の場所に持ってきました。
「おい、ちっちゃいの」そっと呼び掛けると、ちっちゃいのは、猫の鼻先に抱きついてきました。
「そうか、そうか。おかえり」
猫もそっと前足でちっちゃいのを抱えました。
先日、ツィートで深夜の王は女王で…というのを見かけて妄想。夜の王と深い夜の女王は、彼らの時間の接するほんのひとときに出会う。その日の星のひとつを手渡すために。