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しかし自殺なんて自分には赦されていない。娘の命を奪った罪を償えと、娘の両親から言われている。死にたくても死ねない。そんな彼には「他殺」でしか道がないわけで、よりにもよって自分を殺しにくるのが親友の真夜だという絶望的なオシオキ。
隼はちらーっと出るだけでそんな深い関係は元々ない。
布瀬桜夜。
幼少期、好きな女の子がいたが目の前で失ってしまった。事故だったけど、雨の日に山へ連れ出してしまった自分が殺してしまったのだと罪に囚われ、彼の中で時間は止まっている。あの子をひとりにしないために。ずっとあの子の写真を持っていて、早く死にたいな。彼女のとこへ行きたいなと。