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「なんで俺がこんな格好しなきゃならないんだ……」
「あの辺りは男子禁制だ。まさか、俺に女装しろ、とでも?」
「……へーへー……ちくしょー、まつ毛が妙に長くて違和感が……あと胸が妙に重いし……」
「二人が待ってるからさっさと行け、俺はこの辺りで待っている」
魔人 バロア
不確定、確定問わず未来を見る事ができるが、その力が宗教家に見つかったからさあ大変。あれよあれよと言う間に巫女にされてしまった。
本人は、この力を使って自分たちの信者を増やしていく教団の事は好ましく思っていないが、出て行こうにも服がこれしかないので出られない。
「ターナー、上を向か」
「え?上がどうしたんだ、リリー」
「……最後まで話を聞きなさい……上を向かないでねって言いたかったのよ……」
「あ、そーなのか。……隠せよ」
「振り落とすわよ?」
「……本当に似合ってるの、これ」
「うん、とーっても、似合ってる」
「そ、そぉ……貴女の趣味じゃないの、これ?」
「そんな事ないっ!」
「あ、うん……」
(……なんて、ね。本当は私の趣味っ!)
「?」