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朝起きると青い髪の彼が私に絡むように寝ていてひどく驚いた。魔力を分けてくれたようだが、そんな事をしてもらう義理はない。申し訳ないばかりなので丁重に断る事にした。
「迷惑だ」
「なぜここにいる?さっきいい台詞を吐いて冬木で消えただろう」
「知らん。お前が別れを惜しむからじゃねーの」
「…………記憶が混濁しているようだな。クー・フーリン」
「初めて召喚したサーヴァントが、エミヤで、本当によかった」
藤丸リツカが私をまるでヒーローのように見るものだから、確信した。ここはヒーローになりたいと夢をみた私の夢なのだと。
私は彼のことをよく知っている。まさか、肩を並べて戦える日が来るなんて、思ってもいなかった。しかも彼は掃除屋風情の私にこう言うのだ。
「まあ、同じマスターに仕えてんだ。仲良くやろうぜ、アーチャー」