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唐獅子は象徴的な巻毛のたてがみを備え、その勇壮な姿から着物においても、厄除けのシンボルとして描かれました。この唐獅子と牡丹の組み合わせは『唐獅子牡丹』と呼ばれ、能の『石橋』に由来するとされています。物語の中で牡丹の花に戯れながら勇壮に舞う獅子の姿が描かれているのです。
沖縄を代表する伝統的な染色技法である『紅型(びんがた)』を用いたブランド『紅琉(びんりゅう)』のオリジナル柄を京友禅で表現いたしました。時計草が描かれたこちらの柄は『アエラス』といいます。アエラスは『風』を意味し、沖縄と京都の伝統に新たな風が吹くようにと願いを込めました。
友禅染めの技法が生まれるまで布に模様をつけるには、刺繍・箔・絞り染・板じめなどで染めるといった限られた表現方法しかありませんでした。友禅染の隆盛により、この柄のような写実性豊かな表現が可能になり、江戸時代の着物文化はより美しく華やかに変貌していったのです。
唐獅子は室町時代以降に牡丹と組み合された唐獅子牡丹文として描かれることが多くなります。着物の意匠として用いられるほか、江戸時代の大名の婚礼調度品に用いられるなど、大変格調高いものでした。
潮汲み桶に秋草が活けられているこの図柄は大正時代の夏の着物に描かれていました。ここにある撫子、桔梗、女郎花は秋草と呼ばれています。てっせんも秋草のひとつですが、これらが実際に咲くのは夏で、季節に先駆けて咲く花を身に纏うお洒落心が伺われます。
ご着用いただいた柄は林原美術館が収蔵する重要文化財「能装束 摺箔紅白段桜花文」を京友禅で表現したものになります。色彩、文様ともに桃山時代のあふれるような若々しさと力強さを表しており、段替りのデザインからは、時空や感情の変化が感じられ、可憐に咲く桜花は、凛とした女性を想像させます。
こちらのカットソーに描かれている植物は『 芥子(けし)』です。芥子はその美しい花姿や、『 芥子坊主 』と呼ばれる特徴的な形をした果実が絵画や工芸意匠の題材として好まれました。北斎も芥子を描いた作品を残しており、ポピュラーなモチーフであった事がうかがえます。
3月中旬デリバリー予定
おはようございます!
今日は『いい夫婦の日』ですね。こちらは昭和初期に描かれた『鴛鴦(おしどり)』の柄です。キャラクターのようにデフォルメされた鴛鴦がかわいいですね。鴛鴦の鴛(おし)は『惜しい・愛しい』の事で、かけがえのない愛しいものを意味するそうです。
#いい夫婦の日
日本を古くは「豊の秋津国(ゆたかのあきつくに)」と呼んでいました。秋津とはトンボの事で、「トンボの飛ぶ豊かな良い国」という意味であると『日本書紀』に記されています。近代では浴衣の柄のモチーフなどに使われているトンボですが、古くから日本人に親しまれてきたのです。
唐獅子と牡丹の組み合わせは室町時代以降に多く描かれています。その出典は古く、能の「石橋」では咲き誇る牡丹の花に戯れる獅子が登場します。「石橋」は能の中でもその豪華絢爛な舞が特徴で、能を知らない方でも楽しめる演目として、かつては海外の賓客をもてなす場面でも舞われていました。