赤い金魚さんのイラストまとめ

《わが裡ｳﾁに 優しく馴染む朝顔の 薄紫は 咲き乱れおり》

待つという 縁ｴﾆｼは細く 脆いもの
君を慕えば いつの日も
身を儚んでは 切なさに
泡沫ｳﾀｶﾀの夢 見るばかり
折れる心に 空仰ぎ
一人静かに ものおもい
遥か 彼方の 水平線に
点となりつつ 船は ゆく

《一番に 君に挨拶できる朝 キリマンジャロの香りは甘い》

ブラインドを繰ると
朝の光は容赦なく部屋を満たす
君の入れたｺｰﾋｰ
窓辺に匂う仄かな花の香
閉ざされていた私の心に
吹き抜ける清しい風
ﾃﾗｽで寛ぐ君の横顔に紫煙は燻る

《青海の静かに寄せる波音を 我が身の内の鼓動とも聴く》

遠い貴方に想い馳せ
夢の浮き橋渡ります
波が見えます白い波
寄せては返すさざ波は
貴方の心を載せてくる
例えば夕陽に染まる海
貴方に抱かれ落ちていく
四季の移ろい様々に#4時