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↺ ……やっぱり、全部忘れちゃったかな。
↺ この世界は理不尽だと、絶望的だと思ったことも。
↺ この地を守るはずの貴方がなぜ死んでいるのか。 死者の怒りに触れたのか?
↺ …ああ、答える間も、望みも、与えてはくれない。
↺ 死とはいつだって残酷で、突然で、絶望的で、
↺ 続いて極道の首にも黒く重々しい枷が繋がれ、彼を逃がそうとしない。
↺ その中に横たわる少年は、血の気を失い、再び目を覚ますことはない。
↺ どうしてそんなに酷く怯えているの? まるで深淵を覗きでもしたかのように。
↺ chapter.3 【Rebuke:青霄の下、白露を帯びた柚に針は通らない】 クロ兼裁判場クロ未遂:少女遊 悕縫様 シロ:語部 朔様、幾望 空様 負傷:宇鷺 黒曜様、ヴェネジクト・ジャジュヴィエール様、二宮 柚希様、ヴァネッサ・ローゼンガルテン様 裁判場負傷:京極 零夢様 3章スチル:芽立様
↺ 映し出されたのは、墓守の姿。 食事中のようだが……どう見ても箸の持ち方がおかしい。 顔を顰め、料理を睨んでいるかのような表情を浮かべている。