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女神は考えました。あと1度の願い、それは女神自身が変身を解くために残された最後の1回。けれど願えば何でも叶う。王子に長く生きて欲しい、けれどまた災いが襲うかもしれない、花を利用されるかもしれない…もう二度と平和にならないかもしれない。そして女神はある願いを最後に、花に託しました。
しかしそこには不治の病にかかり苦しむ王子の姿が。花の存在を知った悪を企む者たちが、国を乗っ取ろうとしていることや花を我がものにしようとしていることなど知り、その末自らを盾に国を守った王子は、ついに倒れてしまったのです。
その晩女神は姉に王子のことを楽しそうに話して聞かせました。けれども姉は悲しそうな顔で「人とは一緒になれない…でもお前ならあの花に二度だけ願いを叶えてもらえるだろう。だから人間になって王子に逢え、さすれば気が晴れるだろう」と。女神は言われた通り人間に変身し、王子に会いに行きました。