二星岱 小山羊さんのイラストまとめ

「……それに、自らの命を削ったって死人が生き返る訳でもない。…否、此処ではそうとも言えないかもしれないけど…
でも、会いには行けるかもしれない…ねぇ？(垂れ下がる髪も気に留めず、彼岸へと送り出し得る左の掌を。ぴたりとその首へ触れさせ)」

「二星岱、小山羊。こやぎだよ。…変な名前らしいね、人から聞くところによると(さらりとその名を口にすれば、皮肉っぽく目を細めて)」

「やぁ、露木。いきなりごめんね。今時間は大丈夫かな？(扉が開かれると気さくに微笑み、本を脇に抱えたまま左手を上げる)」

「が、あぁッ゛！？…っ、ふふ、……ぃ、たいな…ッ(解放されていたその腕へを、熱い鉛玉が貫く。)」

「これはこれは………都合が良いね、乗っかるべきかな。…そろそろ潮時だろうし(企みの様相を瞳に映し出せば、廊下を照らす光に背を向けて)」

「…で、痛がってるところ悪いんだが！少し話をしないか？別に答えてくれなくても構わないんだが……簡単だぞ、質問とか今の気持ちとか…それくらいだからな！(目の前の惨状を無視しながらも明るい調子で笑いかける。右手に持つ包丁の刃は頸に宛てがわれており)」

「……君にも、まだ役割がある(ぼそりと独り言を部屋に飽和させる。慣れた手つきでその赤を外して)」

「………か、感動だ……！こんなに良い色の唐揚げ初めて生み出した……！！涙出そうだ…！！！(わなわなと両手の行き場を無くしながら震えた声で)」

「…ッく、ふふ………、あァ…いいよ。僕は受け入れよう。…それまでに君が生きていれば、ね(半分程肉を削ぎ取られた顔で尚も笑みを零す。悍ましくも悦に浸るかのような、憐れむかのような表情で)」

「…オムライス…納豆入り………と、この……えー、なんだ………焼き魚だな。
………どうしてこうなったんだ……？？？(首がもげそうなほど首を傾げ)」