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「それでは紳士及び淑女の皆様。御機嫌よう。」
2人の顔を目に映して俺は笑った。
音楽をもう一度始めたらしい。占い師の仕事を辞め、彼は以前していたというチェロの弓を手に取った。
「……ありがとうな。あんたと話したおかげで生きるってことが分かった気がする。」
「……ありがとうございました、秋色さん、リンゴさん。」 「ありがとう、ございました」 お礼を言う2人にリンゴさんは驚いた顔をした後、笑ってもう1度2人の頭を撫でた。
「…今はこうして言えてるけど、本当はこんな事言うのも苦しいし痛い。……いつかまた俺も、もういいやって命を投げ出そうとしたりすると思う。 でも、皆が近くに居てくれたら…また、生きていけるって、思う、から。思いたいから!!」
「……ごめんな、死んじまって、」
ゴッ、
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