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【二】
にげて。そう告げたの
に。君は優しく微笑ん
で僕を抱き締める。君
のうなじから薫る甘く
極上の薫りは、僕の心
を蕩かせて、ただの獣
へと変えてしまう。僕
は牙を剥いて、うなじ
にガブリと喰らいつく
。君が逃げないから。
文 Ryo(@Ryo_12101210 )
絵 洵(@moc32wa )
【四】
よんでいる。遠くから
聞こえる声が好き。私
を求める響きがいい。
でも、一番好きなのは
彼の眸。鼈甲飴よりも
甘い金の色。彼の目玉
を舐めたなら、蜂蜜よ
りも甘いだろうか。想
いを馳せ、ちろりと舌
で唇を舐める。
文 久賀まさお(@masao_ku_ )
絵 虚偽悠(@ntkr_on )