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29.
アルテ / 大久保圭
(既刊17巻)
ルネサンスの時代に、当時全く相手にされないであろう女性画家を目指した女の子の物語。
時代考証をしっかりとさせた上で破天荒なアルテを上手く軌道に乗せて、彼女の成長を丹念に描くことに成功した意欲作。本編の展開の怒涛さも魅力大。歴史モノとしても優秀。
23.
ストロボ・エッジ / 咲坂伊緒
(全10巻)
焦れったいとか感情移入出来ないって意見も多いと思う。ただ、この子達はまだ"高校生"。その年代の少年少女が、自分たちの正義と感情を軸に、友達を傷つけても、最後は自身の気持ちに素直に本気の恋愛をしていたんだ…ということが実にいじらしい。
22.
バガダウェイ / 古日向いろは
(全12巻)
スポーツ漫画は数多くあって心からアツくなれるものもいっぱいある。その中にあって"ラクロス"という種目に焦点を当てて、個性溢れる魅力的なメンバーでチーム内外固めて、躍動感を武器にラストまで盛り上げ切ったこの作品は読まれるべき名作だと思う。
21.
ふたつのスピカ / 柳沼行
(全16巻)
可愛らしい絵柄と宇宙という前向きなテーマの奥に潜む、壮絶な少年少女たちの生い立ちと未来への渇望が読者を奮い立たせてくれるドラマチックな秀作。
子供が持っているこのキラキラしい時間を、こんなにもありありと切り抜けた作者に拍手を送りたい。
20.
柚子川さんは察して欲しい。 / 茶菓山しん太
(全4巻)
女性の名前がタイトルに入ってて◯◯したい系のラブコメはやはり数あれど、この作品はその中でも頭ひとつ抜けていた。応援したくなる可愛い2人、どんどん進んでいく関係性、遠慮のない展開…すごく良く出来ていた。4巻完結は実に勿体無い。
18.
めがはーと / 横槍メンゴ
(全1巻)
全4話の表題作が入った短編集。
最近は「推しの子」作画で知られる横槍先生は個人的に短編でも光りまくる印象が有り、これは読んだ瞬間忘れられない物語になると感じた。「呪い」という表現は我々読者にも適用されると信じている。
17.
ダンジョン飯 / 九井諒子
(既刊12巻)
モンスター食という穿った視点と妙な緊張感で笑かせつつ、実は結構なスピードで本筋も進んでいる、目が離せず何度も読み返しちゃう異"食"ファンタジー。読者をクセにさせる麻薬的な魅力が強いと唸らせられる。キャラたちが個性派でバランスが絶妙なのも最高。
16.
目黒さんは初めてじゃない / 9℃
(既刊9巻)
後輩・非処女JKと先輩・童貞DKのピュアすぎる恋愛を描いたゆっくり進むラブコメ。特別なことはないながらも、目黒さんが段々と自分の中で生まれた気持ちを育ててゆく様子が愛おしい。序盤に明かされる彼女の過去が本編の雰囲気に反しているのも高評価。
15.
四月は君の嘘 / 新川直司
(全11巻)
"音楽"を漫画で表現するのは本当に難しい…そのハードルをすごく考え抜いたであろう演出でじわっと入り込むように描いて、その中で展開する主人公たちの悲しい青春が心に突き刺さりまくった、二度と読みたくない傑作(漫画どころかBlu-rayまで揃ってるけど)。
⑩.
とんがり帽子のアトリエ / 白浜鴎
(既刊11巻)
圧倒的な描写力で進む魔法使いの少女たちの冒険物語。絵の持つ力を無限に楽しんでこそファンタジーの醍醐味と思わせてくれる作品は少なくなってきている中で「漫画を読んだ!」と質方面から充実させてくれる大作。芯に潜む悍ましさも魅力的。