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たむらしげるさん、30年ぶりの本格画集『たむらしげる作品集』(玄光社)も入荷しております。ひんやりとして温かい、あくまでも硬質なその世界観をご覧ください。画集では個展で発表された作品が多く収録され、他の本をお持ちの方でもはじめて目にする絵が多いかと思います。
Titleでずっと推してるイザベル・シムレールの新刊絵本が出ました。今回は虫の眼となった旅。アップも、遠景も、生命力が迸る様子に胸がざわざわとします。「伝えたい」という情熱がある絵本。訳は石津ちひろさんです。『たびするてんとうむし』(岩波書店)
ある日写真家の星野道夫は、川でふしぎな頭蓋骨を見つけた。なぜ2頭のヘラジカは、角を絡ませたまま骨となったのか。星野と親交のあった著者は実際にアラスカを訪れ、そこで見た世界から物語を紡ぎだす。時を超え形となった、厳しい自然の掟。鈴木まもる『あるヘラジカの物語』(あすなろ書房)
山の麓から見た高峰へのあこがれが素朴に描かれるとともに、実際にヒマラヤを経験した著者ならではの細かなディテールがすばらしい。夜明けの雪面、山に差し込む光。シェルパ族の暮らしが、やさしい絵で描かれます。石川直樹・文 梨木羊・絵『シェルパのポルパ エベレストにのぼる』(岩波書店)
シロクマのスノーウィと、ヒグマのウッディ。最初はその姿が違うことに反発を覚えながらも、それぞれの違いを活かして仲良くなっていきます。岩山や草むらといった自然の描写がすばらしい。ロジャー・デュボアザン 石津ちひろ訳『スノーウィとウッディ』(好学社)
宇宙にふたりぼっち。でも孤独には見えず、何か満たされながら、歩いている感じ。歩いていく先には、新しい世界が待っているし、世界の広さと、個人の広さは同じ。私家版の絵本が、新装改訂されました。阿部海太『みち』(リトルモア)
現在開催中の、トラピスチヌ修道院『天使園』(亜紀書房)刊行記念原画展ですが、修道院で50年以上大切に保管されていた絵の展示です。ペンでトレースした絵の上に色を付けたものです。修道院の暮らしがわかると共に、生活とはと考えさせられます。