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Title(タイトル)さんのイラストまとめ


荻窪の新刊書店・Title(タイトル) 1階が本屋とカフェ2階はギャラリー。営業:12:00~19:30(日曜は19:00まで)、定休日:毎週水曜と第一・第三火曜 連載は「幻冬舎plus」「すばる」「熱風」、NHK「ラジオ深夜便」にて毎月第三日曜日「本の国から」を担当。著作に『小さな声、光る棚』など
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たむらしげるさん、30年ぶりの本格画集『たむらしげる作品集』(玄光社)も入荷しております。ひんやりとして温かい、あくまでも硬質なその世界観をご覧ください。画集では個展で発表された作品が多く収録され、他の本をお持ちの方でもはじめて目にする絵が多いかと思います。

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Titleでずっと推してるイザベル・シムレールの新刊絵本が出ました。今回は虫の眼となった旅。アップも、遠景も、生命力が迸る様子に胸がざわざわとします。「伝えたい」という情熱がある絵本。訳は石津ちひろさんです。『たびするてんとうむし』(岩波書店)

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ある日写真家の星野道夫は、川でふしぎな頭蓋骨を見つけた。なぜ2頭のヘラジカは、角を絡ませたまま骨となったのか。星野と親交のあった著者は実際にアラスカを訪れ、そこで見た世界から物語を紡ぎだす。時を超え形となった、厳しい自然の掟。鈴木まもる『あるヘラジカの物語』(あすなろ書房)

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山の麓から見た高峰へのあこがれが素朴に描かれるとともに、実際にヒマラヤを経験した著者ならではの細かなディテールがすばらしい。夜明けの雪面、山に差し込む光。シェルパ族の暮らしが、やさしい絵で描かれます。石川直樹・文 梨木羊・絵『シェルパのポルパ エベレストにのぼる』(岩波書店)

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本を開いて唸った。どのページも、センスの塊のようではないか。本からは聞こえないはずの声が聴こえてきて、視線は様々な次元を行き交う。
静かな世界で大切な人と出会った。雑音を絞れば世界は静寂なんだ。作・堀込高樹 絵・福田利之『あの人が歌うのをきいたことがない』(888ブックス)

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少女のフリーダと愛猫のミーラの日々を〈いま〉からさかのぼった、大人に贈る絵本。幸せな記憶、なんてことないメモリアル、それらはすべて流れ去った時のなかにある。センスと愛情が溶け合った、大切にしたい一冊。絵と文 井上奈奈『猫のミーラ』(堀之内出版)

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1日掲載の東京新聞・中日新聞連載「公開選書 あなたに贈る本」は、「居場所づくり」をめざす方への選書でした。ナカムラクニオ『人が集まる「つなぎ場」のつくり方』、福森伸『ありのままがあるところ』、石村由起子『私は夢中で夢をみた』に加えて『本屋、はじめました 増補版』も。

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デザイナーとして歩んできた〈個〉を揺さぶり、生えてしまった終わりのない樹々。衝動に任せ、手を動かし続ける現在進行形の生きかた。引き裂かれているようで、同じ根っこから生えているその絵とデザイン。佐藤直樹『佐藤直樹 紙面・壁画・循環──同じ場所から生まれる本と美術の話』(美術出版社)

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シロクマのスノーウィと、ヒグマのウッディ。最初はその姿が違うことに反発を覚えながらも、それぞれの違いを活かして仲良くなっていきます。岩山や草むらといった自然の描写がすばらしい。ロジャー・デュボアザン 石津ちひろ訳『スノーウィとウッディ』(好学社)

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夜の空を手に入れた画家は、そのまま息絶えた…。村山の遺稿に触発された柚木は愛蔵の布の端切れ作用いて、作品を制作する。落ち着いた色と形を一つずつ並べて表現した、純粋な精神世界。手にすると薄くてやわらかい、とても美しい一冊。村山亜土・作 柚木沙弥郎・絵『夜の絵』(筑摩書房)

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