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「さて、じゃあ第二夜といこうか」
吹く風に揺れる布も、揺蕩う柔らかい菫色の髪もない。
それを見ていたユカリはエシュータを庇うように、大袈裟に両手を振って二人の間に入る 「どうどーーーう、やめやめぃ!皆の前だよ!ほら!ちゃんとして!!」
一度空を撫でるだけで、目の前に大きな箱のようなホログラムが出現していた
「私はエシュータ ここにいる貴方たちの心身を癒します。 何なりとお申し付けください」 先程まで無機質だった表情はゆっくりと微笑んだ
アレス「ペットモードか、そんなものもあったんだなぁ、君は。 …この艶やかな髪に、弾力のある柔らかな肌…… ははっ、人間じゃない君は、どんな表情を見せてくれるんだろうね?」
ユカリ『…で、なにかな?ボクに用? それとも…』
「そうさ、僕たちのね!」 大手を広げるユカリ
固唾を飲む
「悪いようにはしません。 今は殺しません。 死にたくないでしょう? 貴方たちは死にたくないのですから、我々に従うべきです」