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個展も残すところあと2日となりました。
25日(土)、26日(日)13時〜19時在廊予定。
大きく描き表された動物の毛の流れに存在する、放出性と吸引性の両極のエネルギーは、鑑賞者に自然と一体化するような感覚を与えてくれるのではいかと信じています。
是非生でご覧ください
https://t.co/tC3n2YiROO
個展まであと10日ほど。
締め切りが作品作るというけれど毎回心から実感する。
のびのび描きたいのだけど、焦燥感の中で時たま生まれる開放感、いわばランニングハイみたいなものに勝る自由さは存在しないといつも思うし、そんな時の色味やタッチは綺麗だな。と他人事のように感じるその瞬間が楽しい。
ここ1ヶ月ほど描きながら瞳についてずっと模索しています。
ただただこちら側を見つめる続ける瞳。
無表情でありながらも観る側が様々な想いや記憶を喚起するような瞳。
その動物が持つ内側をこちら側がこねくり回すことなく、技巧などで誤魔化すことなく描けたらきっと素晴らしい作品になるはずです。
制作中
形(モチーフ)を頭で追いかけないで、身体(筆)の動きが形を作り出すことが非常に重要。
ただ筆任せだけではまだダメで、筆の様々な不測の動きを冷静に繋げていく"描く"という行為が自分にはまだ必要。
ちなみに描くが"修正する"になると絵は固く説明的になる
いつかは描く行為を消し去りたい
ですからある意味、通常の顔の作品(ただ巨大な動物の顔がそこにあるだけという)の方がより難解な作品だとも、捻くれた作品だとも言えますが、この作品はとてもクールです。
僕がコレクターだったら、広い空間にこの作品を一枚ポツンと飾り、酒でも飲みながら対峙すると思います。
「Bird」1,303×970 oil on canvas この作品は鳥が羽で顔を半分覆い隠し、こちらを睨めつけてくる様が象徴的で、観る人に様々な意味や、問いかけを投げかける機能が内包されていると感じています。
"現代アート"(ペインティングとしての)の在り方の規範となるような雰囲気がある作風だと思います。
「mandrill」1,620×1,303 oil on canvas
オオカミなどの放射線状に広がる毛並みが生命力の象徴だとしたら、マンドリルが持つスパイラル状に渦巻く毛並みは生の循環性を示唆しているように感じます。
自然が持つ形象は限りなく美しくシンプルで、それらを最大限に生かし切ることをいつも考えています。