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yukiko yokoyamaさんのイラストまとめ


猫と美術とお菓子
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miyagiya ON THE CORNERと沖縄県立博物館・美術館にて石田尚志さんの展示。映像の中ではかたちになる前の、ほとばしる線、動きだったものが輪郭をもったオブジェとなり、そして再び影の揺らぎを生み出してゆく。有機的な線のうねりのなかにときおり現れる鳥のかたち。いつまでも見ていたかった。

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楽しみにしていた東近美の高畑勲展、90分×2回でトータル3時間かけて見ました。絵の美しさや技術的な革新はもちろん、監督が自分の考えを皆に共有し、スタッフの意見も取り入れてアニメーション制作を民主化する試みが、豊富な資料で可視化されている点に引き込まれました。展覧会作りも同じだなあと。

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ひとつの展覧会が閉幕して終わり、ではなく有機的に色んなことを繋げていきたい。2年前の展覧会でできなかったことが、来年実現しそうな予感を抱きつつ、1年前の展覧会をより大きな展望へと開く企画書を明日書く!

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Bunkamuraのみんなのミュシャ展、なかなか骨太な展覧会でした。「コミュニケーションの美学」や「ミュシャ美学の言語」など、ミュシャが生み出したイメージの構造へと目が向かう筋立て。それによりミュシャがカウンターカルチャーやマンガへと接続されることに、視覚的類似以上の説得力がありました。

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オルセー美術館で見ることができたベルト・モリゾ展。白のヴァリエーションに魅せられると同時に、筆さばきにほれぼれ。図録所収のシルヴィさんの論考では、モリゾとフェミニスムという視点で、画家モリゾの葛藤、母子像の画家カサットとの比較、戦後の米仏での受容史などが詳述されています。

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無数の形の生命がうごめく途方もない制作の時空間の、ほんのわずかな部分を体験させてもらいました。とはいえまだまだ未知のジャンル、作品と本気で向き合うためにも、これから必要な知識と見る力をつけたいと思います。10年後の約束のために。

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シモン・アンタイのTabula、カンヴァスを四角に折り、角を結んで、色を塗るというプロセスを経て生まれた美しい青色の襞。ルネサンスから現代、本当にどの時代の絵画も面白いなあと思う。今回訪れたいくつかの美術館で、流れ的にフランソワ・ルーアンがありそうでなかったのがちょっぴり残念でした。

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ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの手。つるんとした画肌のイメージだったけどよく見ると生っぽい絵具のタッチがちらほら。状態が良いためか、アクリルが入ってなくて直に観察することができました。

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ボナールの《ミモザのある階段》は、最初画集で知ったとき、オレンジ色の顔の男性がいるばかりと思っていたけど、数年前ポーラ美術館で初めて実物を見たときに、日傘の女性と子供もいることに気づいて驚嘆し、3人いますよね!?と隣で見ていたご夫婦に確認したかったけど勇気が出なかった思い出。

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