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板橋区立美術館「ぞろぞろ・わいわい・人だらけ」一人、二人、三人以上と人数ごとの展示になっているのが面白い。絵についての謳い文句も楽しい。『万人受けする愛されキャラ』『見たいのは、あの方の何気ない日常』とかどんな作品かワクワクしてしまう。展示作品の一部が掲載されたカタログが半額!
ポーラミュージアムアネックス「野口哲哉「this is not a samurai」」タイトルはマグリットの作品から取ったそう。鎧兜に隠された悲喜こもごもを柔らかく造形された作品たちの展示。兜の中を覗き込むと人間らしい表情に出会えた。作者のメッセージが丁寧に解説されていて良かった。
府中市美術館「与謝蕪村」後期。蕪村の描くゆるい人物はとても可愛らしい。山水画もどこか柔らかみがあって心地よい。武将ですら可愛カッコいい。しかしそれはきっちりした絵の技術のもたらすものであることが良く分かった。最後の部屋で見た金屏風の山水画は風格があり、自然光ではより迫力があった
世田谷文学館「あしたのジョー展」命を削ってボクシングに挑むジョーと力石にまた会えた。要所要所を押さえた原画にほとんど直した箇所がないのに驚いた。ちばてつやも原作者の高森朝雄(梶原一騎)もまさにジョーとともに闘っていたのだと思う。ちばの戦争体験も盛り込んでいて深い物語になっていた。
埼玉県立近代美術館「上田薫展」東京都現代美術館で《なま卵》を見てから初めてまとめて作品を見ることができた。限りなくリアルに描かれているのに本物より情感を感じるのは何故なのか。水の入ったコップをいつまでも見つめていたかった。リトグラフもまた良かった。油彩とはまた違う情緒を感じた。
特にファンであるリチャード・ドイル(コナン・ドイルの叔父)の作品があったのはとても嬉しかった。イギリス人は妖精好きと聞いたことがあるが、少なくともドイルは好きだったと思う。でなければあんなに愛らしくは描けない気がする。
東京国立博物館「本館」30分で2階の一部だけ廻ったがそれでも行って良かった。なかでも葛飾応為の肉筆画を見れたのは望外の幸せだった。他にも広重の《月に雁》歌麿の美人画など好きな作品がいくつもあって十二分に楽しめた。また書と紙の特集も駆け足だったが良いものが見れた。また行きたい。
弥生美術館「もうひとつの歌川派⁈」月岡芳年から続く歌川派の絵師達を紹介した展覧会。明治期に入ると挿絵画家として活躍した者が多いだけあって物語性の高い作品が中心でした。今回は英朋の弟子の朋世が特に良かったです。銭形平次捕物控の挿絵は小説を読んでみたいと思わせる魅力がありました。
最後の花の静物画のコーナーは撮影可です。花を描いた磁器と絵画が交互に飾ってあってどちらも楽しめました。磁器のコーナーにも静物画が展示されていて、果物、グラス、銀器、磁器などが画家の技術を駆使して描かれていてまさに侯爵の邸宅を飾るのにピッタリだと思いました。