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アワ・アワーの人

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サラ・ピンスカー『いずれすべては海の中に』、装丁の素晴らしさにも触れておきたい。この逆さのタイトルが秀逸。背表紙も逆さ表記になってるんだぜ! 竹書房文庫は最近イカすSFをバンバン翻訳していて、しかも装丁がカッコいいんだよね。

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シモン・ストーレンハーグ『生存の迷宮 ラビリンス』、読了。絵もお話もこれまでのストーレンハーグ作品と比べると格段に陰鬱。汚染された地上を逃れて人々は地下で暮らしている。日の射さない世界はどこまでも薄暗く、室内の人工的な照明とモニターだけが明るい。でも、この明るさがべらぼうに不穏。

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「MONDO 映画ポスターアートの最前線」、俺が好きなのは不穏な予兆系のポスター。中でもこの『鳥』と『遊星からの物体X』のポスターは傑作だと思う。残りの2つはスピルバーグ作品。デビルズタワーを影で表すセンス。そして恐竜の上の流れ星。

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【ベスト・オブ・2021年に読んだ本】つづき。
16『複眼人』呉明益
17『挑発する少女小説』斎藤美奈子
18『旅する小舟』ペーター・ヴァン・デン・エンデ
19『東京ディストピア日記』桜庭一樹
20『ねなしがみ もの久保作品集』もの久保

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【ベスト・オブ・2021年に読んだ本】今年も文芸メイン。管啓次郎さん訳のパティ・スミス! 『遣らず』は歌集です。
1『地上で僕らはつかの間きらめく』オーシャン・ヴオン
2『Mトレイン』パティ・スミス
3『るん(笑)』酉島伝法
4『遣らず』平井弘
5『おもろい以外いらんねん』大前粟生

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【2021年のマンガその5 関連本】諸星大二郎や高橋葉介の画集、テキスト版「100分de名著」の萩尾望都や石ノ森章太郎なんかも読んだ。石ノ森章太郎は、ちくま文庫の「石ノ森章太郎コレクション」も良かったなあ。萩尾望都は、『一度きりの大泉の話』もあったね。「一度きり」という言葉の重さ。

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【2021年のマンガその3 1巻が出たよ】今年1巻目が出た作品では、『ひらやすみ』が素晴らしい。真造さんの代表作になるんじゃないかな。松本大洋『東京ヒゴロ』も始まったね。あと、熊倉献『ブランクスペース』白さ、安田佳澄『フールナイト』の黒さに、どちらも今の時代の不穏さを感じる。

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【2021年のマンガその2 ネルノダイスキ&ひうち棚】ネルノダイスキさんは、ヘンテコな世界をうろつく観光マンガで、めちゃくちゃ俺好み。ひうち棚さんは、ちょっと見たことないような緻密な描写力に驚愕。どちらももっと注目されてほしいので、ここで声を大にして「読んで!」と言っておきたい。

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突然ですが、「映像の世紀」が好きな人におすすめしたい小説は、W・G・ゼーバルト『アウステルリッツ』と、パトリク・オウジェドニーク『エウロペアナ 二〇世紀史概説 』です。

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ペネローペ・バジュー『キュロテ』に出てくるのは、ヒゲを生やした女性クレモンティーヌ・ドゥレ、ドミニカ共和国の民主化のために戦った3姉妹、ご存知ムーミンのトーベ・ヤンソンなど。公民権運動にも参加した歌手ジョセフィン・ベイカーも最高。彼女、昔のカートゥーンによく引用されてるんだよな。

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