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彩:う~ん(子供の頃、聖花と結婚の約束をした時の指輪を偶然見つけて、なんとなく持ってきてしまった。見られたら恥ずい。でも、聖花はもう忘れてるよな)
聖:おはようございます、彩人
彩:! お、おはよう。聖花
聖:あら、それは――かあっ!(一瞬で赤面)
彩:めっちゃおぼえててくれてた!
雪:先輩、家庭科で作ったクッキーをどうぞ
彩:え、ありがと……うま! なにこれ美味しい!
雪:実はイタズラ用に作ったわさび入りクッキーなんですけど……
彩:て、おいいい!
雪:なぜか、美味しくできてしまって
彩:奇跡かよ!
#カメラ先輩
彩:(銀色の髪、雪みたいに真っ白な肌……やっぱ、助手って超可愛いよな)
雪:……(読書中)
彩:(なんか意識したら緊張してきた! こんな可愛い子とふたりきり!)
雪:? 先輩、どうかしましたか?
彩:! いえ、なんでもありません白宮さん!
雪:どうして敬語なんですか?
#カメラ先輩
静:どうしよう、どうしよう
彩:静先生、どうかしたんですか?
静:あ、神崎くん。実は、車の鍵を無くしちゃって
彩:じゃ、探すの手伝います
静:ありがとう! ……うぅ、見つからない
彩:もしかして、胸の谷間にあったりしてすみません冗談です!
静:……あった
彩:ありえない!
#カメラ先輩
静:Charlotte is playing ……
彩:(静先生の発音が心地よすぎて眠い)
静:この場合はある動作が進行中で……
彩:(なんかもうホント女神だよな……)
静:あら、神崎くん、眠いの?
彩:やべっ! ご、ごめんなさい!
静:寝ててもいいわよ。十分経ったら起こしてあげるから
彩:女神すぎでは!?
彩:あ、でかめの水たまり
奈:……せーの!(走ってジャンプ)
彩:え!?
奈:よし。飛び越えられた!
彩:その笑顔にきゅんとしちゃう俺! よし、俺も! ジャンプ!(バシャ!)
奈:……彩人、大丈夫?
彩:うん、やんなきゃよかったわ
奈:ウチに来なよ。タオル貸すよ
彩:やってよかった!
彩:あれ、静先生? なんですかその箱?
静:ちょっとお手伝いしてるの
彩:俺も持ちましょうか?
静:ありがとう
彩:ふう、これで終わりですか?
静:え、えと、あと二十個
彩:多すぎでは!?
静:で、でも、困ってるみたいだったから
彩:じゃ、俺も手伝うんで!? この先生やっぱほっとけねーわ!
彩:宝くじ買ったけど外れた
奈:あはは。そうそう当たるもんじゃないよ
彩:1億とか当たんないかな~
奈:当たったら何に使うの?
彩:カメラと……あとはまあ、ゲームとか漫画とか。奈々枝は?
奈:わたしは当たらなくてもいいかな。毎日楽しいし♪
彩:やっぱ爽やかすぎる!
静:さ、神崎くん。家まで送るから車に乗って
彩:(風邪ひいて早退か。でも静先生の車に乗れるのラッキー!)
静:心が休まる音楽をかけるわね
彩:……(いい香り。心が安らぐ。静先生の運転優しい)
静:着いたわ。神崎くん、車から降りて
彩:俺、この車に住みます
静:なに言ってるの!?