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エレナ・フェッランテ『ナポリの物語』四部作に心を占領された1月。私自身の人生にいた/いる数多の大事な女友達との記憶と重なって、とてつもなく大切な読書体験になった。ただの仲良しじゃない。打ち負かしたいわけでもない。あなたがいつか何者かになる時、隣で見劣りしない人物になりたかったのだ。
温又柔「魯肉飯のさえずり」、号泣。読み始めは意思薄弱な流されやすい女の子が主人公かな?と警戒したものの、二章三章と展開を追うごとに、台湾と日本の歴史、異国で暮らす葛藤、思いやり合う親子、言語とアイデンティティの話に涙が止まらなかった。読後感温かいです。魯肉飯食べたい…
宇佐見りん「かか」、凄すぎる。人間には文学には日本語にはまだ到達できるこんな場所があったんだと知った。存在すら気付かなかった生活や感情や体内のパーツを撫でたり掴んだりするような文章表現。怖いほどに。