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折れ曲る影の一茎
街と午睡
東京植物
陽
深夜にカメラだけを持って散歩へ。人目を憚らず、シャッターの音を聞きながら軒先の木々の香りを楽しみ、肌に触れる風の柔らかさに嬉しくなる。静かな街では多くのことばを感じる。
王子
街と仏像
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澱み、そして混じり合うこころ。 『不安』はエドヴァルド・ムンク(1863-1944)の作品。 循環する血液のような大気。うごめく水面。 表情を欠いたひとびとはどこに向かうのだろうか? 彼らは不安を引き起こし、複雑な人間たちの魂を暴く。
皮肉混じりの戯画化。 『踊る骸骨』はフェリシアン・ロップス(1833-1898)の作品。 身をよじり、闇の中に崩れ落ちるダンスシーン。鮮やかなドレスがいっそう不吉さを増す。甘美で呪われたパーティーからは、誰も抜け出すことなどできない。