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圧巻のティエポロ・ギャラリー。彼の最初の大作(30歳)。この構図、色彩、光、壁から天井までウットリ空間。自画像や妻チェチリア、まだ幼い息子ジャンドメニコもモデルとして登場している。
ベルガモで生まれ、ベルガモで活躍し、ベルガモで亡くなった静物画家エヴァリスト・バスケニスの『楽器のある静物画』1660年頃。リュートにかぶる埃、それをはらったような指の跡…赤い重厚なカーテンが舞台効果を高めているような感じ。でも静寂が漂っている。
秋の展覧会シーズンがスタート。明日からミラノでモネ展が開催。モネ作品の最大コレクションを所有するマルモッタン美術館から50点が展示。来年の1月30日まで開催です。去年の秋は展覧会が始まってすぐにロックダウンになって企画されてた展覧会に行けずに涙したけど、今年は大丈夫でありますように!
ラ・トゥール展で目を奪われた作品。1630~1635年頃に描かれた『聖ヒエロニムス』/ 作者は不明で「(ロウソクの)灯りのマエストロ」と紹介されていた。暗闇に薄っすらと浮かぶ髑髏が印象的。明かりに強烈に照らされた聖ヒエロニムスの表情も忘れ難い。
ミケランジェロが1530年頃にフェラーラのアルフォンソ1世の依頼で描いたという『レダと白鳥』の模写(ロッソ・フィオレンティーノ筆)の展示もあった。ミケランジェロの絵は17世紀終わり頃に紛失(破壊?)したらしいが、色々な画家が模写しているので元の絵のイメージは掴める。
G.ヴァザーリは「その部屋(巨人の間)に入った者は全てのものが崩れ去って自分の上に落ちてくるのではないかと恐れる」と書いていたが、私はこの描かれた雲に乗ってクルクル回りながら上昇していきそうな感じがした。16世紀人と感性が少し違うのかもしれない。
ドゥカーレ宮殿内に1536年から1539年にかけてジュリオ・ロマーノが天井に描いたフレスコ画も地震後5年の修復を経て元の圧巻な姿に。ギリシャ・ローマ時代の石棺のレリーフを参考に現代風(16世紀)にアレンジしたジュリオ・ロマーノの絵と呼応した感じで展示されているのが面白い。