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どんよりとした空の下
どこまでも灰色の海
湿った風の吹く海岸
ほっと溜め息二つ
疲れていたんだね私達
今宵はゆっくりと
明日の事は考えない
たまにはいいよね
皆さま
よい夜を過ごして下さい
おやすみなさい
鳴門より
夜明けに今日の無事を願い
すっかり強くなった陽射しに
目を細めて週末の疲れた体を
ソファーに埋める
ふと
幼い時の自分を思う
あの時の私はあなたの影
繋いだ手の感触は今も忘れない
一日の終わり
冷たくなった夜風に
身を任せて
ジャケットを羽織ると
ぼんやり月が
私を見ていた
鏡に写った五月は
梅雨を予感して
どんよりとした空を見る
季節の移ろいは
息もできないほど突然で
庭では急ぎ足の紫陽花がいる
心の準備をしたくて
わざと傘を持たず
濡れた土曜日
薔薇の花が泣いていた
物語の終わりには
懐かしい風が吹く
何度も振り返り空を見て
何度も振り返り会いたいと祈る