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遥かなる悠久の時空を超え
過去世から貴女の想いが私に届く
因果応報 愛憎混濁 悲恋哀歌
現世では二度と会えぬと分かっているが
嗚呼 この想い届けと慟哭する
来世での契りを結ぶ約束を
違わぬ様に斎戒沐浴 身を清め
一心不乱に祈願する
初冬を迎える林の中を
落ち葉と枯れ草の匂いが
宙空の中をたゆたっている
もう幾日もせず霜がおり
落ち葉を覆い隠す様に雪が降る
艶やかな色彩の季節が去り
白銀一色のモノトーンの世界になる
此れから半年ジッと耐え
北国の極寒を耐え抜こう
久し振りの爽やかな青空に
ウ〜ンと背伸びして太陽を仰ぎ見る
目を細め陽射しを浴びて
晩夏の薫風に貴女を思う
別れの朝に交わした口付けは
震える涙の味がした
貴女との再会を信じて
この地に止まり待ち侘びる
恋慕の思い募るだけ
雷雨が去って秋風の様な風が吹く
真夏日から10°cも下がり
異常気象に身体が付いて行かず
此れも地球温暖化の影響か
日本の亜熱帯化を心配し
我が至宝達の将来を慮る(おもんぱかる)
少しでも二酸化炭素の排出を
軽減しようとせっせと節電
雲雀が高く舞い上がり
澄み切った初夏の蒼空を仰ぎ見る
何処かに居る貴女の元に
この熱き想いが届くよう
神に縋る様に祈念する
別れの朝の寂しい視線や
抱き締められない慚愧の想いに
押し潰される我が心
再会を念じ奮い立たせる
ポツポツと窓ガラスに当たり
うたた寝の邪魔をする雨音で目が覚める
久し振りの本降りの雨足が
庭の草木を濡らして弾ける
肌寒い気温に背中を丸め
恨めしそうに空を睨む
待ちに待った運動会が中止だと
甥っ子が頬を膨らまし報告に来た
可哀想でケーキを用意
札幌の雪融けも一段と進み
春の兆しも日毎に増して
貴女との再会の日が近付いてきた
ゴールデンウイークを利用して
会いに来たいとメールが入る
湧き出でる歓喜の昂りを
歯を噛み締めて抑えるが
零れる笑顔は止められない
フッと夜中に目が覚めた
スマホで時間を確認すると
夜のしじまの午前2時
今まさに貴女と夢で会い
口付け交わす直前に
夢から醒めて落胆す
続きを見ようと寝直すが
二度と観られない甘美な夢を
朝目が醒めて溜息をつく
深夜零時にメールが届く
見知らぬアドレスが不安だが
何故か良き知らせの予感がする
クリスマスには行けないが
お正月には会いに行けると
貴女からの嬉しい知らせ
欣喜雀躍眠気が飛んで
ベッドで飛び起き
ガッツポーズに照笑
冴え冴えとした静謐な夜空に
静かに柔らかな光を放ち
優しく微笑む様な暖かみを降り注ぐ
畏れ多くも月読大神様の徳を頂き
ご先祖様の慰霊供養を念じる
彼岸と此岸の架け橋を照らす
スーパームーンの明るい月光
68年振に邂逅す